AIが組織一丸の改革を可能にする

今回は、ファシリテーション、特にチーム作りを目的としたファシリ テーションに使える「アプリシエイティブ・インクワイアリー」をご紹介しましょう。

「アプリシエイティブ・インクワイアリー」は、「人や組織において活力を与える要素を先に探求していくこと」と定義され、AIと略されています。AIでは「問いかけ」を通じて組織や社員のポジティブな面、内在する可能性を認識して強化します。こうして組織内で対話していくことによ り、組織の理想像、ビジョンが構築され、それに向かって何をすべきかがわかってきます。 従来の組織運営では「問題を抽出し解決するPDCAサイクルを回す」ことに主眼が置かれていました。しかし、問題があることが前提であると、つねに組織のネガティブな部分に着目して取り組まなければならず、否定的・消極的な観点から逃れることが困難になります。対して、組織を 「強みや可能性をもつ存在」とポジティブな思考で捕らえると、組織内のモチベーションやエネルギーが高まります。 また、AIは全員参加を基本とするので、すべての社員が組織の理想像へと向かえるというメリットもあります。つまり単なる問題解決に留まらず、組織全体が一丸となった改革も可能となるのです。