リーダーが変わると組織も変わる

われわれのコーチングを受けるリーダーには、「厳しすぎる」(と見られている)人が少なくありません。その人自身が優秀で、その人にとっては当たり前のことを周囲ができないがゆえに、周囲を叱りとばしてしまうようです。 あるいは、優秀すぎるがゆえに全部を仕切ってしまい、部下が育たないと言うことも起きがちです。

そんなひとりだったAさんがコーチングを通じて考えた行動は 「部下の一人ひとりとじっくり話す」ことでした。 部下たちからは、

・Aさんは話を聞いてくれないので、何を言っても無駄だと思い、黙っていた。積極的に何かをやろうとする気持ちもなくしてしまっていた。
・逆らうとどこかに飛ばされそうだと思っていた。
などの声が聞かれたそうです。

しかし、Aさんは逆上したり落ち込むことなく、自分の行動を変えてみました。 指示命令を出す前に、なるべく部下の意見やアイディアを聞くようにしたのです。その結果、彼の部下は、見違えるように積極的かつ主体的に仕事を進めるようになりました。閉塞感のあった部内の雰囲気も明るくなっていったと言います。

チームや組織のリーダーは、自分が考える以上にメンバーに大きな影響を与えています。Aさんの例が示すように、リーダー自身が変われば、組織の雰囲気も、仕事の進め方も、部下のやる気もどんどん変わっていきます。そ してこの変化がやがて組織の業績にも結びついていくのです。

ガンジーの言葉に「変化を見たいなら、自らがその変化になれ」というのがあります。部下を責めるだけでは状況は決して変わりません。リーダーはそれを心し、常に内省を怠らないようにしましょう。