「グループ」を「チーム」に変える

「グループ」と「チーム」の違いについて考えたことがあるでしょうか。

「グループ」は、メンバー個々人の成果を足し合わせると、それがそのまま組織の成果になるような組織。ひとりひとりがバラバラに作業しても、一緒に作業しても成果が変わりません。

一方、「チーム」は、5人が力を合わせると6人、7人、場合によって は10人以上の成果があげられるような組織を指します。

現在の日本企業の組織には、「グループ」が多く見られます。各自のテリトリーが決まっていて、個々人のがんばりが奨励されているという体制です。 このような「グループ」としての姿は、会議の場で如実に現れます。 「出席者ひとりひとりが報告をして、リーダーがコメントをする」 というのが典型的な形です。その場でメンバー同士が話し合い、アイデアをぶつけ合うということはまずありません。

この「グループ」が「チーム」になれば、お互いが協力し合い、補完しあうことで、より高い成果が生み出せるのです。 その際に威力を発揮するのが、ファシリテーションです。

ある経営チームでは、すべてが「社長にお伺いをたてる」状況でした。 この組織がファシリテーションを学ぶことで、協力し合って「チーム」となろうという意識を高め、すべての問題を社長に持っていかず、自分たちで解決するという主体的な機運が生まれました。

次回からは、このような「チーム」に変化するために必要な事項について見ていきましょう。